舞岡公園の昆虫図鑑


トラフカミキリ

   甲虫目 カミキリムシ科

   大きさ 15-20mm
   時 期 6月〜8月

   スズメバチ類への擬態例としてきわめて著名な種。
   色や斑紋のみならず、動きもすばやく、飛び方や羽音までそっくりという徹底ぶりである。
   完全な昼行性で、クリやイボタノキ、ヤブガラシなど多くの花に集まり吸蜜するが、その頻度はあまり多くないという。
   幼虫はヤマグワやリンゴなどの生木に寄生し、根を好んで食べるため、寄生した樹を枯死させてしまうことがある。
   古くからクワの害虫として知られ、別名クワトラムシとも呼ばれている。


05.6.21

狐久保の畑の一郭に山桑の老木がある。かねてカミキリが発生すると聞いていたので、通りかかると必ず覗き込むこととしている。今日、常連カメラマンと遠くから見てキバチがいるように見えた。近寄ってみるとトラフカミキリだった。






05.6.21

頭方向から接写した。さながらスズメバチの迫力が伝わってくる。






05.7.22

「下の上屋」と北門の間の園路際にあるクワの大木に。元気なクワにもとりついているのか。






05.7.27

雑木林にて。切り出されて放置してあるクヌギに飛んできた。羽音も見た目もスズメバチで一瞬ドキッとした。後翅がへこんでいるのがおかしい。






05.8.6

ひさしぶりに畑の老クワの木にいたと思ったら、背中に赤い小さな虫が寄生していた。






05.8.10

老クワの木でペアを組んでいた。






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