「春の高山祭りと五箇山・善光寺2日間」 第二日



                朝方は小雨模様だった富山市内だったが、
                五箇山ではほぼ雨は上がり、高山に着く頃には陽光いっぱいの好天に。
                もう少し時間が欲しかったが、春の高山祭りを満喫した旅となった。

7時からの朝食前に、小糠雨振る富山城址公園を散歩。

ホテル9階の角部屋も見えた。
嘗ての"秘境"五箇山も数年前に開通した「東海北陸自動車道」を使えば、富山からでも小一時間で着く手軽な距離にある。

バスの車窓から見えた「菅沼」の合掌造り集落。
目的地は「上梨」地区にある村上家住宅。
当主がいろいろと説明し、コキリコ節を歌ってくれ、家内を見学した。

五箇山も「平家落人部落」とよく言われるが、真相は富山藩から受命した隠れ里なるがゆえの「火薬用の塩硝作りと流人の管理」が生業だった、との説明に納得。
庄川を挟んで集落の向こう岸にある「流人小屋」。冬の寒さの中で閉じ込められるのは、さぞ辛かっただろうと思う。
この後、「東海北陸自動車道」から「飛騨清見IC」で「中部縦貫自動車道」を通って高山市外に着く。この辺り、南北に連なる山脈を縦断・横断する自動車道が開かれて交通便利になっていることを知る。

バスは「春慶会館」に駐車。本町通りを屋台が集まる「高山陣屋」まで歩く。ここは途中、宮川に架かる「やよい橋」からの上流の眺め。
本町通りには小店が並んで賑わっていた。
高山は江戸初期、金森氏の城下町として開かれたが、すぐに天領となり代官・郡代が治めていた。その政庁のあった陣屋が最近になって復元・展示されている。
春の高山祭り「山王祭」は、旧城下町の南半分の氏神様である「日枝神社」の例祭で、毎年4月14日と15日に行なわれる。古い町並みの風情の中、華麗なからくり奉納や屋台曳き揃え、祭り行列「ご巡幸」などを楽しむことができる。

ここ陣屋前の広場には12台の屋台のうち先頭に登場する「神楽台」とからくり人形を載せた3台の計4台の屋台が集合していて観客で大賑わいをしている。
この日の午後2時過ぎから、からくり人形操作が行なわれた。

遠くから見た、「龍神台」の人形です。紙吹雪を散らしながら、髪を振り乱して舞う龍神の姿が見てとれました。
宮川に架かる赤い欄干がきれいな「中橋」と日枝神社に向かう「神明町通り」付近には華麗な屋台が曳き据えられている。
宮川下流の「筏橋」から見た「中橋」の眺め。ここを屋台が曳かれていくシーンを狙うカメラマンが大勢待機していた。
「中橋」から上流の眺め。満開のサクラとあって春爛漫の祭り気分が盛り上がっていました。
「上三之町」通りに曳き据えられている3台の屋台が見える。
「ご巡幸」は高山陣屋を出発して町内を巡ってくる。
「上二之町」通りから陣屋方向に曲がってきた巡幸の行列。




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